Kagrra,『愁』
- 品番: COCA-15620
- 発売日: 2004/1/1
Kagrra,のメジャー1stシングル。
メジャーデビュー以降は表記に『,』(カンマ)が加わりKagrra,になりました。
愁
★★★★★
『うれい』と読みます。
V系バンドのメジャーデビュー曲としては破格のクオリティだと思います。
ピアノの旋律、跳ねるリズム隊、硬軟入り交じるギター、Bメロのメロディーと浮遊感、サビの開放感など、これぞKagrra,と言える会心の出来かと。
コーラスも非常に効果的に使われています。
天に星 地には華 私には貴女がいて
戀
★★★★
『こい』と読みます。
メロディアスかつ疾走感のあるギターがリードするイントロが終わると一転、メランコリックな歌謡曲的メロディーをシャッフルビートで刻んでいきます。
耳馴染みがいいのに飽きが来ない佳曲と言えるでしょう。
さよならさえも告げぬままに 霧に霞む姿は
今も尚心に溢れあの時のまま
華
★★★★
インディーズ時代のKagrra,のバラードは、個人的にはバンドの持ち味を活かしきれていない感じが否めなかったのですが、この曲はバラードながら表題曲にしてもいいほどのクオリティーですね。
ドラムとベースがアクセントを与えつつ、スケール感のあるサビは流暢なメロディーを歌い上げ、間奏前後のCメロとDメロはいずれも効果的に用いられています。
一時の夢幻と知りつつも惹かれたの
その手にその瞳にその暖かな言の葉に
愁 inst
★★★★
後のシングルでは『一志less』と表記されることになるいわゆるカラオケ版ですね。
もちろんボーカルあってのKagrra,ではありますが、曲の完成度が高いのでカラオケ版も楽しめます。
曲に深みを与えるコーラスも堪能できますね。
総評
★★★★★
メジャー1stシングルでこれほどの完成度と多様性を示したバンドは中々いないのでは?と思ってしまうほどの出来栄え。
実質3曲入りながら非常の満足度の高い内容です。
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