Laputa『Material Pleasures』
- 品番: CRCP-40061
- 発売日: 2004/3/17
『Sparks Monkey』からおよそ1年ぶりのミニアルバムで、Laputaの最後のオリジナル作品です。
Persona
★★★★
シンセの音色が印象的なイントロからキメを挟んでAメロへ進む流れが非常に完成度が高く、アルバム一曲目にふさわしい曲です。
ドラムとギター、ダンサブルなメロディーが一体となったサビも秀逸。
Material Pleasures
★★★★
非常にダンサブルなイントロのフレーズが強く印象に残ります。
間奏で同じフレーズが反転するのも効果的ですね。
ハットの裏打ちが心地よいサビではノリのいいキャッチーなメロディーを聴かせてくれます。
Beauty × Butterfly
★★
甘ったるいイントロのギターやBメロからサビにかけての非常にJ-POPっぽいメロディーなど好みが別れそうな曲。
サビ終わりのキメなども今までにない分かりやすさ。
さすがに違和感を覚えてしまいました。
Stray
★★★
ダンサブルなフレーズとJ-POP的なキャッチーさの混在した曲で、ギターフレーズなどにLaputaらしさが伺えるので『Beauty × Butterfly』ほどの違和感はありません。
かと言ってキラー曲とまでは思いませんが。
Gorgeous
★★★
動き回るベースとシャッフルビートのテンポの良さ、ギターのハーモニクスが耳に残るやはりダンサブルな楽曲。
中期黒夢に打ち込み音を加えたような趣もあります。
OΦΦ
★★★
読みは『オーファイファイ』でしょうか?
ラップ的な歌唱しかないほぼインストゥルメンタルの曲で、繰り返されるアンビエント的なフレーズが非常に印象的。
インダストリアル的な重厚なサウンドが加わるパートもありますが、6分近い長さはさすがに少しダレます。
フレーズ単位では非常にいいものを持っているのですが。
総評
★★★
冒頭2曲からダンスロック路線で行くのかと思いきや、水を差すようなキャッチーすぎる曲が間に挟まっており、統一感に欠けるのが少し残念。
とは言えLaputa流ダンスロック曲のクオリティは高いので、ファンなら聴いてみる価値はあります。
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