Laputa『眩~めまい~暈』
- 品番: SCD-001
- 発売日: 1995/2/24
Laputaの新体制メンバーになって初の音源。
解散までこのメンバーでした。
Scapegoat
★★★
Aメロ~Bメロは激しめのバッキングながらサビはメロディアス。
アルペジオの使い方といい、後世のV系に通じるスタイルですね。
まだアレンジに少し隙間が多く、メロディーラインが今ひとつ弱いですね。
Vertigo
★★★★
インディーズ時代の代表曲。
独特の浮遊感のあるメロディとキメを多用するスタイルはやはり後世のV系に通じるものがあります。
三拍子になる間奏とその後のギターは幻想的な雰囲気を醸し出します。
眩く廃人に入っているバージョンの方が完成度が高いと思うので、星4つとしました。
too late
★★
『迷える百合達』あたりの黒夢に近い雰囲気を持つ淡々としたミディアムテンポナンバー。
展開もメロディーも少々微妙な感じです。
Nervous
★★
『亡骸を…』あたりの黒夢に近い雰囲気を持つバラード。
ギターは雰囲気がありますが、いかんせん『too late』のあとに6分超えのバラードはキツいです。
罠
★★★
Laputaの漢字一文字シリーズの先方。
シリーズの例に漏れず激しいナンバーですが、どうにも『泥』や『舌』と比べると今ひとつな感じが否めません。
The un forgiven
★★★
変拍子を多用するミディアムテンポナンバー。
Bメロの転調は面白い展開を見せますが、最初期のLaputaはどうもこの手の曲では持ち味を活かせていない気がします。
Insatiable
★★
ギターフレーズとベースラインは印象に残るものの、眩暈に多いタイプの曲で印象に残りません。
Obsessed Life
★★★
テクニカルなギターから比較的早いテンポを刻む勢いのある曲。
後期の曲に比べると若干の物足りなさはありますが、アクセントになっています。
falling~
★★★
叙情的なアルペジオと美しいメロディーラインが印象的な曲。
同じようなスタイルのVertigoと比べると少し見劣りするのが残念。
総評
★★
久々に聴いたら後のLaputaからは考えられないほどメリハリのないアルバムだな…と思ったのが正直な感想です。
プロダクションの悪さがまたノッペリとして聴こえてしまう。
Laputaを聴くなら『眩く廃人』からでいい気がしますね。
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