Shiver『Hypnosis』
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- 品番: SCL-002
- 発売日: 2000/4/12
Shiverの最後の音源。
Hypnosis
★★★★★
前作のHysterical Linkでも感じられた独特の無機質さとテンポ感がさらに洗練されたと言う印象を受ける曲。
基本的にはメロディアスな曲調ですが、ギターリフやベースのフレーズ、ドラムのハットのタイミングなど非常にセンスを感じさせます。
2回目のAメロで音数が増える構造やBメロのギターフレーズ、そしてサビ前のブレイクなど聴きどころは多々。
サビ後のベースソロは黒夢の『DANCE 2 GARNET』まんまですがそこはご愛嬌。
最後のサビの転調も面白いですね。
望まれない子供を身ごもり男性に捨てられた女性の心情を描いたREIの歌詞も相変わらず冴え渡っています。
細胞
★★★
ミドルテンポの楽曲でどことなくインディーズ時代のPierrotに似ています。
ベースフレーズやギターのカッティングなど聴きどころはありますが、Hypnosisと比べてしまうと地味な印象は否めません。
患者を救うことができないことに絶望した医者の心情を綴った歌詞はやはり秀逸。
Gimmick
★★★
Shiverの持ち味である無機質さが全面に出ている楽曲。
ドラミングとギターのカッティングが独特の雰囲気を作り上げており、どこか演歌的なサビのメロディーとのミスマッチが面白いです。
曲自体の完成度はなかなか高いと思いますが、やはりHypnosisに比べるとインパクトが弱いですね。
相変わらず作詞能力は高いですが、モチーフがV系バンドにありがちな「『君』への復讐劇」なのが少し残念。
総評
★★★★
表題曲Hypnosisの完成度が尋常ではなく、90年代V系が好きな人なら琴線に触れると思います。
活動を続けていたら00年代に名を残すV系バンドになっていたような気がしますね。
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